「きつね」のカードには、「たくらみ」とか「狡猾」、「嘘」といった意味があります。
童話や昔話によく登場するきつねは、相手を騙したり、自分が得するように動くなど、何かとずる賢いイメージを伴っています。
頭は良いのですが、そのぶん悪知恵がはたらき、自分の利益をねらって相手を騙すのです。
このカードが展開されたときには、人間関係に注意が必要です。
恋愛のことを占うのであれば、誠実とは言えない相手との交際に注意しましょう。
表面的にはかなり印象が良く、口先ではうまいことを言ってくるかもしれませんが、
その言葉に騙されないように。あるいは、恋のライバルに出し抜かれる可能性もあります。
仕事運をみるのであれば、まずは詐欺まがいの取引に注意しましょう。
こちらにそのつもりがなくても、巻き込まれてしまうこともあります。
また、自分の味方だと思っていた相手が、実はそっとこちらのすきをうかがっていた、ということもあり得ます。
きつねは賢い動物ですので、占う目的によっては、豊富な知識を駆使してうまくやりぬく、といった解釈もできます。
日にちでいうなら、14日、あるいは14日後、14ヶ月後を示しますが、「山」のカードが近くにあると、14年という説もあります。
また、正午の時間帯を示します。
ルノルマンカードの次の番号は15番の熊。
ルノルマンカードきつねと魚のリーディング例
ルノルマンカードの「きつね」は、こちらのすきをついて狡猾に立ち回るような、ネガティブなイメージがあります。
これに、「魚」のカードを組み合わせたら、どのように解釈できるでしょうか。
「魚」は、「財産」など、経済的、金銭的な豊かさを意味しています。
恋愛について占うのであれば、策略をめぐらせた結果、経済的余裕のある相手との、
物心両面で満たされる交際ができるでしょう。ただし、上手く画策して、ライバルを出し抜かねばなりません。
仕事運についてであれば、洞察力を駆使して相場や情勢をよくよみ、利益を得ることができるでしょう。
何事もアイデア勝負、といったところです。
ルノルマンカードきつねと雲のリーディング例
それでは、ネガティブなカード同士ということで、「雲」のカードとの組み合わせを考えてみましょう。
「雲」には、「トラブル」や「障害」といった意味がありますので、「きつね」の否定的な意味が更に強まるような暗示があります。
恋愛運について占うのであれば、表むきにはとても魅力的に見える相手こそ注意しましょう。
良くない本性を、かなり巧妙に隠している可能性があります。
上手に隠されているので、見抜くのはとても難しいと思います。
仕事運であれば、投資などうまい儲け話にはのらないことです。
今まで順調に配当が得られていたとしても、それも含めて相手の策略であるかもしれません。
自分でも意識していないうちに騙されていた、ということにならないようにしましょう。
ルノルマンカードきつねとロマンスエンジェルオラクルカードのリーディング例
ルノルマンオラクルカードの「きつね」は、「嘘」とか「狡猾」といった意味をもち、
恋愛であれ、仕事であれ、人間関係について注意を促しています。
そこで、人間同士の関係性について明確な解決策をアドバイスしてもらえるよう、
ロマンスエンジェルオラクルカードをひいてみることとします。
たとえば、ここで、「友達に助けてもらう」(=Let Your Friends Help You)というカードが展開されたとします。
文字どおり、誰かに助けてもらうよう、このカードは助言しています。
恋は盲目と言いますが、今自分が夢中になって愛情を傾けている相手について、
本当にその価値があるかどうか、再考するべきです。
このようなとき、その相手よりも長く自分のことを知ってくれている友達であれば、
もっと状況を冷静にみてくれるでしょう。
仕事でトラブルに巻き込まれてしまったとしても、信頼できる人に相談できれば、今以上の悪化を防ぐことができます。
一人で抱え込まず、周囲の力や知恵を頼ることが大切であることを、このカードは告げています。
ルノルマンカードきつねとタロットカード正義とのリーディング例
ルノルマンカードの「きつね」は、狡猾で物事の裏をかくようなずる賢い意味あいがあります。
ここに、確かな裁きをくだすための剣と、均衡をはかる天秤をたずさえた女神が描かれたタロット、
「正義」が組み合わされたらどう解釈できるでしょうか。
「正義」は、「公正な判断」や「平等性」をシンボライズしています。
恋愛について占うのであれば、とにかく沈着冷静に、第三者のもつ視点で今の二人の関係をみておくことです。
一方的に自分が相手に尽くさなければならない恋愛(=不平等)ならば、そこに疑問をもつべきでしょう。
仕事に関していえば、不正な取引が絡むような取引には、絶対に加担しないことです。
このカードが展開されて後ろめたい気持ちが生じたなら、何か思い当たることがあるか、
今一度自分の心にたずねるべきです。
悪事が露見すれば、自分自身が最も大きな損失を受けることになります。